本日は最近少し増えている肋骨のトラブルについて書きます。
肋骨は非常にデリケートで、こう言うと怖いですがかなり簡単に折れます。骨粗鬆症の方などはくしゃみや咳でも折れます。ヒィー!
トラブルを抱えた方には肋骨の損傷の程度をまず診ます。折れているのか骨を包んでいる膜が傷ついているのか、肋骨ではなく肋間筋の損傷なのか、はたまた帯状疱疹なのか。それとも重症の動揺胸郭なのか。
帯状疱疹は内科になりますので疑いがあればそのまま説明して行って頂きます。ちなみに紹介状は書けません。何故なら私たちの扱える範疇の症状では無いからで す。 動揺胸郭は複数の肋骨が折れている場合に起こりますが万が一来られた場合には救急車ですね!肺に刺さる恐れがあるからです。
折れていそうな場合には深呼吸をしてもらう、双手圧テスト(損傷している肋骨、胸郭を前後から圧迫)、限局性圧痛を診ます。ほぼ当てはまれば間違いないでしょう。
処置はテーピングをした上でバストバンドやサラシで固定が望ましいですね。肋間筋損傷の場合も同じような処置で成果は出せます。
特殊な例として、パキパキ鳴ると表現される方もいます。これは肋軟骨との境で起こっていると考えられ、痛みを伴う場合は施術した方が良いでしょう。
腹筋のトレーニングをするときに傷めてしまうケース、スプリングが弱っているマットレスの上で寝ていて起きるケースなど様々です。
皆様の肋骨が元気でありますように(^O^)
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