大谷翔平選手や杉本健勇選手に現れる足首痛の原因

野球の大谷翔平選手、サッカーの杉本健勇選手が足首の関節内遊離体という症状で手術をしました。

大谷選手は後方インピンジメント症候群という足首のかかと周辺が痛む症状からの派生のようです。

関節内遊離体とは、要は関節の中に骨のかけらが剥がれて浮いてしまい、周りの軟らかい組織を刺激したり関節の動きを邪魔するものです。膝では比較的よく起きる症状で、手術をする人も多いです。関節内遊離体が発生すると、膝では特にロッキングという、激痛により膝の曲げ伸ばしができなくなる症状が出てきます。

問題はなぜ関節内遊離体が起きるのか、ということです。

私は著書でも述べていますが、簡単に言うと「関節に不具合が起きていて、骨同士が刺激され、骨を削る形になり、それが関節の中に残ってしまっている」状態です。ではなぜ関節に不具合が起きるのか。それは「関節がずれているから」に他なりません。足首周囲にはたくさんの関節があり、その関節がずれて関節を形成する骨同士がぶつかってしまうから軟骨や骨そのものが削れてしまうのです。

ここでさらに重要な問題なのは「遊離体を手術で取り除きました、はい終わり」になってしまうだろうと言うことです。

それの何が問題かわかりますか?

私は常々発信していますが「遊離体を手術で取り除いても、遊離体ができてしまうような足首周囲の環境が変わっているわけではない」ということが一番の問題なのです。

そもそもよっぽど関節に不具合が生じていなければ遊離体が起きることもないからです。だから遊離体ができる環境を治せる先生に当たらなければまた近いうち遊離体ができたり、身体が手術した場所をかばって、本気のパフォーマンスができないばかりか、かばった動きを強制されるせいで身体のあちこちに痛みやけがをし始めるであろうということです。

具体的にこの二人の選手の身体になにが起きているのか。それはかかとの骨の関節がずれているためなのです。

残念ながら全身の関節の不具合の環境を整え、治せる先生というのはあまり見たことがありません。おおげさに聞こえるかも知れませんが、それだけ身体の表面に対する認識は進んでいないのが現実です。

願わくば大谷選手も杉本選手も、今後大きなけがをしなくて済むぐらい充分なケアをしてもらえることを祈るばかりです。

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