遠心力と足の関節の関係

タイトルにあります遠心力と足の関節の関係。これはどういうことでしょう?

人間は地球にいる限り重力を絶えず受けながら生活しています。重力とは地球とお互いに引っ張り合う力である引力と、地球は回っていますので、その時に発生している遠心力の和のことです。引力+遠心力=重力といった関係です。

では、この遠心力と足の関係性があることをご存知でしょうか?

コラムを読んでいるあなたも実は今こうしている間も絶え間なさく遠心力を受けてゆらゆらと揺れています。そして、運動をすればもちろん方向転換の時に遠心力を強く受ける事になります。

あなたが座っていた場合、遠心力からバランスを取っているのは体幹や骨盤。立っていた場合は体幹と足の関節で身体が倒れないように支えています。その骨のフォローを抗重力筋群という筋肉の集合体でサポートしているという仕組みです。

地面がどこに行っても固くて足首など下肢関節が受ける衝撃が昔より強くなっているうえに、衝撃を受けて弱ってしまった靭帯のせいで、下肢の関節は運動時の強い遠心力に耐えることがままならなくなってきている傾向があります。急な歩行転換の際に傷めやすい、という事ですね。

人間の足首は左右に捻挫してしまわないように靭帯という強靭なゴムのようなパーツで関節を補強しています。

この靭帯が固い地面から受ける衝撃で腫れてきてしまい、腫れてしまうと緩くなってきて関節を安定させることが出来なくなってしまうという訳です。

ですから、固い地面の上で行うスポーツ(テニス、バスケ、バレー、陸上など)、遠心力に特に耐える必要があるスポーツ(武道全般、テニス、卓球、野球、体操など)、足首を酷使するスポーツ(サッカー、水泳など)をやっている人はほぼ全員足首に問題を抱えている傾向にあり、足首そのものや足首より上に存在する身体のパーツに余計な負担をかけて生活している事が多いのです。

上に挙げたスポーツはほんの一例です。現代人のほとんどがやられている足首及び足首周囲の関節ですが、なぜわざわざこれらのスポーツを挙げたかというと、「上に挙げたスポーツをやっている人、もしくは教えている人、選手の身体を管理している人でも足首の重要性を知る人、意識している人が少ない」ことに懸念を持っているのです。

「関節を制するものは健康を制す」「一流アスリートになるためには関節の健康が第一条件」という意識を持って頂ければ幸いです。

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