タイトルにありますなぜ現代人の身体は弱くなってしまったのか?ということについてです。
インフルエンザに関連づけますと、インフルエンザが形を変えてしまうから、対処できないから流行るんだ!という意見もありますが、もちろん的は射ていると感じつつ、違った視点でも考える必要があると思います。
だって、インフルエンザどころか、がん細胞だって人間は日々出現してはやっつけて、というぐらい脅威から身体を守る術は持っているんです。ではなぜこんなにもインフルエンザにかかるのか?もちろんインフルエンザだけでなく風邪自体もそうです。
結局は血流の悪い人が多い、ということだと思っています。
普段から血流が悪いから、そして血流の悪さから自律神経の機能が落ちてしまい、身体の免疫機構の働きが鈍ってしまっていると考えます。
血流を良くするためには以前のブログで「足の関節の状態を正常にしてからよく歩くこと」という話をしましたね。
寒くなってくるとやっぱり歩くのはおっくうだし、アスファルト、フローリング、タイルなど底冷えしてしまうような地面ばかりの現代では、冷えるなと言う方が無理です。
対策は色々皆さんしているかと思います。しかし皆さんがあまり知らないポイントが1つ。
それは「血流を良くすることは体温を上昇させることと広義の意味では同義だが、体温には身体の表面の温度と芯の温度の2つが存在する」という事です。
体温を上げて血流を良くしよう!血流を良くして体温を上げよう!というものに意味は近いです。
しかし「いくら身体の表面の温度を上げても、芯の温度は上がっていない」という考えはあまり見かけません。
「先生、私は冷えたりしないわ!だって電気カーペットの上にずっと座っているもの!」
「先生、俺は冷えないぜ。だってカイロをずっとつけているんだ!」
これらの方法で冷えないようにしたり、体温を上げるのはかなり厳しいです。
なぜなら電気カーペットやカイロはあくまで表面温度に関わるものであり芯まで冷えたものは、ちょっとやそっとじゃ体温は回復できないようになっているからです。
だから男性だろうが年齢が若かろうが、冷えている人、低体温症の人で現代は溢れているのです。
では芯の冷えを改善するにはどうしたら良いか?
健康な足首、膝の状態で歩くことは前提ですがおすすめはお風呂でよく温まる事と、マイクロ波を受けることです。マイクロ波とは電子レンジで使われる光線で、表面よりも先に芯を温める光線です。ただし、全身に浴びる訳にはいきません(芯まで温めてはいけない器官も存在する)。
病院などで血流の悪い場所の血流改善にも、局所的にしか行えないようになっています。
そうなると、やはりお風呂が一番良いという結論に至ります。
しかしどうでしょう。近年欧米化の影響もあり、シャワーで済ませてしまう人が激増しています。
高齢者の方も、お風呂の浸透圧を受けると、なんだか息苦しい・・・とか、あまり温まり過ぎて、どこかの血管が破れたらどうしよう!などの心配から、血流が改善されるまで入っていられる人の方が少なくなっている傾向にあります。
ある程度血流を良くしてからでないと、確かに冷え切った身体で熱いお風呂に入るのは身体への負担は大きいですから、本当は軽くでも良いから体操をしてから入る、脱衣所及び浴室は温めておくのが理想と言えますね。
いきなり熱いお風呂に入るのではなく、かけ湯などで少しずつ温かい湯に身体を慣らすのも効果的です。
とにかく今の時期はお風呂をうまく使いましょう。温かくなったら関節をケアしながら歩くことを忘れずに☆
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