段々と日も短くなり、なんだか寂しく、そしてせわしなくなってまいりました。皆様の体は寒暖の変化についていけてますでしょうか?
さて、なかなか治らない腰痛を抱えている方は多くいらっしゃいます。
なぜなかなか治らないのか?疑問に思う事がありますか?ただなんとなく接骨院や整形にかかるだけでは治らないのも当然かもしれません。
その理由として、まずは施術及び治療をする側が、きちんと原因を追究できているのか?ということです。
その次に果たして自分の自然治癒力が最大限力を発揮し、痛めているところを守る環境にあるかどうかです。
まずは前者について。ヘルニアや脊柱管狭窄症など、または内臓からの反射など精密検査ですぐ判明する物を除き、筋肉や骨、靭帯が関与している腰痛と言うのは、一番の原因に沿った治療をしなければなかなか回復はしないという事を忘れてはなりません。
例えばこういう二つの例を実際に聞いたことがあります。
「俺は整体でバキバキ鳴らしてもらったら一発で治った!」
「俺は整体でバキっと鳴らしてもらった瞬間にあまりの激痛に帰りに歩けなくなった」
やってもらってる施術は同じでどうしてこうも差が出るのでしょうか?そこが治すヒントになっている訳です。
例えば一発で治った場合。これは「椎間関節性腰痛」だったことが考えられます。骨の歪みが痛みの原因で、歪みが治ったから楽になったという事です。
次に歩けなくなった場合。これは「筋筋膜性腰痛」「スプラングバッグ」だった可能性があります。
バキバキするにはある程度筋肉や靭帯を動かさないと出来ないのですが、この二つは初期は安静第一なのです。バキバキするなんてとんでもない!ということです。
治療や施術に携わる方々は非常に優秀な方が多いです。しかし神様ではありませんので、中には分からない症状やよく分からないけどこの治療をしてみよう!みたいなケースも必ずあります。そこで患者さん側も果たして自分の体をしっかりと理解してくれているのか?色々質問するべきだと思います。そこで納得できない答えが返ってくるようなら今は治療、施術できる所は星の数ほどあるわけですから、納得できる所に変えたらいいのです。
「私もう一年もどこどこにかかってるけど全然痛み取れないのよね」
こういう話も聞きます。はっきり言って一年通って痛みが取れないのは施術や治療が間違っているからです。
もちろん内科などの原因で無い場合です。ただの腰痛が一年の間痛みが取れないなんてありえません。
しかし例外があります。それが先ほど記述した「痛めているところを守る環境にあるかどうか」に関連します。
とっても熱を持っていて、ちょっと動かすだけで痛む。でも仕事は休めない!コルセットも煩わしくて嫌い!
こういう状況では治るものも治らないという事です。担当の先生は環境づくりに尽力して下さることでしょう。しかし患者さん側もそれを受け入れる体勢が取れなければ、なかなか治らない場合もあるということです。完治と言う名のゴールには治療する側と患者側が二人三脚で進んでいくものなのです。
私は先生の言うとおりにきちんと全てしている。でもなぜか治らないんだ!という方はきちんと先生と話し合うべきでしょう。治療や施術を途中で方針を変えることを再評価と言います。ぜひ再評価してください!と勇気を持って言いましょう。これらがあなたの痛みを治すコツなのです。
最近のコメント