健康寿命と筋肉の関係

先日、インターネットニュースで、100歳以上の人で、特に大病せず健康に過ごされている方々の、共通点の紹介がありました。

100歳まで健康に生きる人たちの筋肉の量に注目した調査でした。

男女別になっており、男性は「腹筋」が平均より強く、女性は「ふくらはぎの筋肉」が平均より強かったという研究結果が出ました。

これは、私が以前から述べている「人間の健康は血流が全てである」「血流を一番良くする方法は歩くことである」

そして、「いつまでも健康に歩くためには足首の関節が健康なことが最大の条件である」ということの裏付けになります。

どういうことかと言いますと、まず男性。腹筋が強いと言うのはなにも腹筋を一生続ける訳ではありません(中にはそういう人もいらっしゃるかも知れませんが)。

腹筋を強く維持するコツって皆さんご存知ですか?それは「ふとももとおしりの筋肉を使うこと」なのです。腹筋のトレーニングは、そもそもよっぽどフォームを研究した人でないと正確に出来るものではないし、そもそも背骨が曲がっていると、それをかばった腹筋トレーニングになってしまい、腹筋に力がうまく入らないようになっています。

きちんと専門家にフォームを教わっていないと往々にして腹筋ではなく股関節の筋肉を使ったりなど無意識にしてしまうのです。

それよりもスクワットや早歩きなどでふとももやおしりの筋肉をしようすると、体幹、腹筋にもちゃんと力が入っているのです。

ですからお腹をへこませたい、と願う人たちは、スクワットや早歩きをした方が早くお腹はへこみます。

あと特殊なものは「強制呼気」です。もう息が吐けないと言うぐらい深く息を吐きだしたときに、腹横筋というインナーマッスルをすごく刺激できるようになっています。これが体幹の基本です。

そして女性の場合。ふくらはぎが強いということでしたが、そもそもふくらはぎの強さを維持するにはどうしたらいいか知っていますか?

何もつま先立ちを一生たくさんしなければいけないわけではありません(中にはそういう人もいらっしゃるかも知れませんが)。

それは歩くことです。出来れば早歩きが望ましいです。前に強く進もうとする推進力がふくらはぎを一番強く刺激します。つま先を使うと自然と早歩きになれるのもぜひ知っておいてください。とにかくイメージとしてはつま先を最後まで地面から離さないよう意識し、出来れば強くつま先を踏み込むといいでしょう。

さて、賢明な皆さんはお気づきでしょうか?男女の筋肉をいくつになっても刺激する共通点。そう、歩くことです。

そして今まで再三私が申し上げてきた通り「いつまでも健康に歩くためには足首の関節が健康なことが最大の条件である」

という真理に照らし合わせると、結論として100歳以上健康でいられた人たちの共通点は「みんな足首が健康である」という事なんです。

想像してください。足首は身体の重さを支えていますが、膝と連動して動いています。つまり足首の不具合は膝の不具合と一蓮托生であるという事なんです。

しかし、世界はまだまだ関節に注目する知識も技術も浸透していませんので今回の健康寿命と筋力の関係の調査結果から、恐らく「とにかく歩くこと」を推奨するでしょう。

でもちょっと待ってください。歩く前に、あなたの足首はそもそも健康ですか?痛みが無いから健康だと勘違いしていませんか?

足首に知らず知らず異常が出ている状態で歩くと、膝で足首をかばうため、膝を痛めつけてしまいます。膝に違和感を脳が感じると、次は股関節にかばわせます。股関節が傷んでくると、支えとしての機能が低下し、骨盤が歪み、腰痛を発症します。

まずはとにかく足首。健康でいるためには足首が最重要なんです。しっかり矯正してくださいね。

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