さて、皆様は身体からのSOSサインに日々耳を澄ましておいででしょうか。

身体というのはよく出来ていて、無理がたたっていると必ずSOSサインを出します。そして、このSOSサインというのは段階を踏んでいる事があります。

皆さんがSOSサインとして想像しやすいのはいわゆる「痛覚反応」だと思います。頭が痛い、胃が痛い、など痛みはSOSとしては分かりやすいですよね。しかしこの痛みで表現されるSOSはかなり進んでしまった状態で起こるものであり、実はその前からちゃんと身体はSOSを出しているんです。

例えば先日銀座の整体サロンにいらっしゃった方の例で言いますと、股関節を病んでいらっしゃる方は痛めている側の股関節を真横から手で押された状態で片足立ちをすることが出来ません。これは痛みが無かったとしても脳が痛みを生じないようにするための防衛本能・・・SOSが働き片足立ちをさせてもらえないのです。

もう１つ例を挙げますと座っている時などになにげなく足首をクロスしている方。これは下になっている側の足首を病んでいるSOSサインです。足首についている靭帯にはセンサーがついており、関節を病んでいて靭帯が必要以上に伸ばされるとそれ以上ストレスをかけないように上から押さえたくなるのです。これは脳が勝手にやっていることなのであなたがやりたくてやっているわけではありません。

このように身体は常にSOSサインを出しています。大事な事は「これは脳からのSOSサインである」という認識をすること。なにげなくやっている動作は身体が悲鳴をあげている状態の事も多いのです。ぜひ私の著書やSNSなどで配信している情報を見て、健康知識をアップデートしてくださいね。