『常識を疑う』ことがイノベーションを生む

現在身体の表面に関する健康の着目点は『筋肉』が中心となっています。

身体が痛ければ筋肉が足りないまたは硬い。

寝たきりになりたくなければ筋肉をつけよう。

痩せるなら筋肉が無いとダメ。

全て筋肉が絡んでいます。

もちろんこれらが間違いという訳ではありません。ですが私は20万人以上の施術をこなした現在でさえこの『筋肉中心の考え方』には疑問が生じ続けています。

例えば筋肉が足りないのならどれだけつければ良いのでしょうか。

すでにムキムキの人の痛みが取れなかったら理由は何になる?

すでにムキムキなのに美容的に満足いかなかったらどうしたら良い?

平均より筋肉があるのに寝たきりになるケースはなぜ?

先生痛みが取れません・・・

筋肉が足りません!運動しなさい!

先生、トレーニングしましたがまだ痛みが取れません・・・

まだだ!まだ筋肉が足りません!

先生、頑張って過酷なトレーニングしましたがまだ痛みが取れません・・・

使いすぎです!休みなさい!

これではいつまで経っても治すことは期待できません。

例えば筋肉があるAさんと筋肉が無いBさんがいたとしましょう。

この2人の健康にスポットを当てた時、Aさんはどこも痛くなく、美容も満足で、寝たきりになる恐れはないでしょうか。答えは否です。

なぜなら私は筋肉が無くても痛みを全く生じない人、逆に言えば筋肉がどれだけあっても身体の痛みがあちこち取れない人をたくさん見てきました。

寝たきりになっていく人も同じです。長いスパンで見た時にたくさん歩いて頑張って筋肉の減少を抑えようとしていた高齢者が寝たきりになってしまうケースもたくさん見てきました。

つまり人間の健康をさらに今より一段階確かなものにするには『既存の常識を疑わないとダメ』ということになります。

そこで私が注目し続けているのは『骨、関節特に足首』という訳です。

筋肉への注目を骨や関節、特に足首に移すと整合性が取れるケースがあまりに多いのです。

しかし私がどれだけこんなことを言っても世の中の風潮をすぐに変える事は難しいでしょう。流行りに逆らうと言うのはそれは大変な事です。

まだまだエビデンスを積み上げ世の中の信用を得ることが重要であり、また、一緒に広めてくださる有志も募らなければなりません。

『健康イノベーション』は皆で起こすものです。皆で一緒に一段階先へ進みましょう。

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